あぢさゐ

小学生のころ、書棚にあった岩波文庫の「ひかげの花・あぢさゐ」というタイトルが読めず、母に読み方を習いました。
それ以来、中学生になって読んでみるまで「ひかげの花・あぢさゐ」全体がタイトルだと思っていました。
こんな勘違いってたくさんありますね。
まだ横書きを左から書くことに完全に統一されていない頃です。
やはり書棚で見た「えりごに・べらくけた」は、怪獣の名前かと思い込んでいたし・・・
近所の看板「ヤキリブ」は、巨大なゴキブリの新種を想像し、その映像のまま記憶されています。
咲き始めた手の平程の小輪を見て、そんな子供のころを思い出しました。
う～ん、年を取ったと認識する今日このごろ。

あ、ちなみに「ひかげの花・あぢさゐ」は永井荷風の２作品の名前で、「たけくらべ・にごりえ」は樋口一葉のやはり２作品です。
「ブリキヤ」これはお店の名前・・・直接的でいいですね。
驚くのは「ちゃわんや」という名前の呉服店で、横浜の戸塚で見ました。
「あぶらや」という木製品の店は木曽路で・・・
「油屋」という旅館は日本全国にあります。


20120602124







にほんブログ村