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最初に聞いた演奏はLPで高校3年の時、「レリオ」とセットで録音された、ベルリオーズの「幻想」でした。
作品としては、大学1年の時に聞いた室内楽「ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)」でした。
来日した時も聴きに行きましたが、いずれも忘れられない音楽体験でした。
合掌!...
→☆
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陸上自衛隊・中央音楽隊とは30年を超えるお付き合いで、これまで何度も音楽まつりに誘われていたのですがずっと仕事と重なってしまい、聴きに行くのは今回が初めてです。
会場の日本武道館
懐かしい。
30年以上前に来て以来です。
圧巻は和太鼓の合奏。
座席も体も共振して、ゾクゾクする演奏でした。
そして、参加団体(陸海空音楽隊・米海兵隊音楽隊・オーストラリア陸軍軍楽隊・フィリピン海兵隊音楽隊etc)全体の合奏。
仕事とはいえ、見事なドリルでした。
会場は満席。
運営も含めたスタッフの方々の努力のほどがうかがえるコンサートでした。
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するとすぐにトラブル発生。
高速ステップ入力で1小節目を入力し終わって、自動的に次の小節に入ると、スペーシングが崩れて1小節目の音符が右方向に大きく広がり、2小節目をオーバーラップして、さらに五線紙を超えてしまいます。
保存終了して再度読み込むと正常なスペースに戻ります。
もしこの現象が起こった場合は…
「編集」→「環境設定」→「編集」→「レイアウトの自動更新」をクリックして有効にする。
これで正常になります。
これは本来デフォルトで有効になっているものなので、出荷時のチェックミスですね。
もし同じ現象で困っている方がいたら、お試しください。
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(右におまけのシールがありますが、これ何に使うのかな?)
まだ軽く触っただけなのではっきりとは言えませんが、新機能についてレポートします。
(青字が感想です)
(1)デザインを一新。洗練された外観、アイコン、パレット、ミキサー
Finale 2014の起動画面とアイコンFinale 2014を起動するとまず目に付くのがこれまでのFinaleとはがらっと変わったイメージ。
作業に集中するのに最も効果がある色と言われるブルーを基調に、虚飾を廃してスマートかつ格調高い雰囲気が漂います。
→それほどのことはありません。慣れの問題でしょうが、かえって見にくくなりました。
(2)新しいファイル形式「.musx」
Finale 2014では、これまで20年以上用いられてきたFinale独自のファイル形式「.mus」を発展させた「.musx」形式を採用します。
これにより旧バージョンのFinaleとの互換性(後述)を保てるようになったばかりでなく、将来的に更なる柔軟性を持たせることが可能になりました。
(3)2012で開ける形式のファイルに書き出し可能
Finaleユーザーが長い間待ち望んでいた下位保存機能がいよいよ搭載されました。 Finale 2014で作成したファイルは、Finale 2012形式でエクスポート(書き出し)出来るようになります。書き出し実験を行なったところ、再現性も良好です(2014特有の自動処理情報については欠落してしまう場合もあります)。
なお、細かい点ですが「スタンダードMIDIファイル」への書き出し機能も「エクスポート」メニュー内に統合されました。
→この(2)と(3)が目玉ですね。これは評価したいと思います。というより、これまでこんなことを放置してきたことにあきれてしまいますが…
(3)の最後の「MIDIファイルへの書き出し」は2012でも「エクスポート」メニューに入っていましたが…
(4)無調の音楽や、調号を用いない表記設定が簡単に無調の音楽や調号を用いない表記設定楽曲の調性を決める際に長調か短調かを選ぶ必要がありますが、Finale 2014では新しく「無調」も選べるようになりました。
また、調性がはっきりしていても調号を用いずに臨時記号のみで表現したい場合、これまではいくつかの設定を組み合わせる必要がありましたが、Finale 2014ではたった一ヶ所のチェックを入れるだけでこの設定が可能になりました。
調号ツール内に新たに加わった「調号を使わず臨時記号表記にする」にチェックを入れるだけで調号を使わずに臨時記号による表記が可能となりました。
→これも評価できますが、やはりこれまで放置してきたことにあきれています。
(5)多声部での臨時記号の処理をスマートにFinale 2014では「五線の属性」パネルの中に新たに「小節内の異なるレイヤーの臨時記号を再表記」というメニューが追加されました。
これを適用させると、臨時記号の要・不要をFinaleが判断し、適切な箇所に自動的に臨時記号が表示されます。
→これは作曲レッスンで役立ちます。作曲を始めて間もない生徒は異なる声部の臨時記号を無視してしまうことが多いので…
(6)多声部での休符の処理をスマートにレイヤー1、レイヤー2にそれぞれ休符が表示されている表記でも問題ないのですが、場合によっては共通している休符をひとまとめにしてスッキリさせたい場合があります。 これまでは、休符を一つ一つデフォルトの位置に戻す必要がありました。
Finale 2014では「ファイル別オプション」の中に新たに「異なるレイヤーの同じ休符をまとめる」というメニューが追加されました。 これを適用させると、複数の声部間で共有可能な休符をFinaleが判断し、自動的
→これも便利です。異なるレイヤーの休符を隠して、残った休符の位置を修正するのに時間がかかっていました。
(7)スコア譜とパート譜とで独立して調整できる項目が増加
スコア譜に影響を与えずにパート譜のみ道具箱ツールでの連桁調整が可能。
スコア譜に影響を与えずにパート譜のみ道具箱ツールでの連桁調整が可能。
パート譜の作成には欠かせないパートリンク機能。スコア譜とパート譜の内容は互いに同期されていますが、場合によってはスコア譜だけあるいはパート譜だけ独立して異なった調整をしたい場合があります。そのような時に用いる「リンクを解除」機能の対象に新たに道具箱ツールでの編集項目が加わりました。
→特にパート譜の作成で威力を発揮します。
(8)変形図形を拍に割り当て可能に変形図形を拍に割り当て可能に
変型図形を配置する際、拍のガイドが表示され自動的に適切な長さに調整されるので、他のパートと縦の線を合わせるのも容易松葉型クレッシェンドやオクターブ記号などの変形図形はこれまで小節に付随していていましたが、Finale 2014ではこれらの変形図形を拍単位に割り当てられるようになりました。不揃いな長さになりがちな変形図形も自動的に最適なサイズに調整する機能も搭載。
→これまで、それほど気にならなかったけれど、あれば便利。
(9)パーカッションマップの設定がより簡単に多くのFinaleユーザーを悩ませていたことの一つにパーカションマップの設定の煩雑さが挙げられます。
Finale 2014の「パーカッション・レイアウト設計」のパネルではいくつかの項目が追加され、より快適にパーカッションの設定を行うことができるよう配慮されました。
→そうそう、打楽器の設定は面倒でした。
(10)HumanPlaybackがより快適にプレイバック時に人間的な表情を加味する人工知能humanPlayback。これまでHumanPlaybackのエンジンは外部プラグインとして機能していましたが、Finale 2014からはFinaleの内部機能として動作するようになり、処理速度の向上をもたらしました。
→これはもともとおまけ機能だと思っているので…
(11)トラックパッドでのズーム操作やフルスクリーンモードに対応(Mac)
トラックパッドでのズーム操作により編集中の画面の拡大縮小が行えるようになりました。
また、デスクトップ領域を最大限に活かせるフルスクリーンモードにも対応。これにより特にノートパソコンでの操作性が飛躍的に向上します。
→私はMacではないので…でも、トラックパッドのジェスチャー機能って不安定ではありませんか?自分のwindowsPCでは、ジェスチャー機能はoffにしてあります。
(12)Garritanの音色追加でリアリティに磨きをかける新しく以下の音色が追加されました。特殊管や特殊奏法の音色も含まれ、よりリアルなプレイバックサウンドをお楽しみいただけます。
・Alto Flute ・Banjo ・Bass Flute
・Celtic Harp ・Fife ・Full Strings Col Legno
・Eb Clarinet ・Snap Pizz ・Contrabass Clarinet
・Ethereal Orchestra 1 ・Octave Winds Mix ・
Supernatural Orchestra
・Silvery Winds ・Basic African Percussion ・
Silvery Choir
・Earth Drums ・Piccolo Trumpet ・Percussion
Toys!
・Euphonium solo ・Tablas ・Flugelhorn
・Steel Drums
→ユーフォニアムとフリューゲルホルンはよく使うので助かりますが、アースドラムをこれから先使うかどうか???
(13)スキャン入力の精度が向上
Finaleに付属する楽譜スキャンユーティリティ「SmartScore Lite」が「X2」にバージョンアップしました。スキャン入力時の認識精度の向上が期待できます。
→これって本当?試してみたけれど、ほとんど変わらなかった。
以上2時間くらいの使用感なので、また気づいたことがあれば追記します。
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→☆
最大の目玉は2014で作成した楽譜を、2012のファイルに出力できること。
Office系のソフトでは当たり前のことですが、これができないことが Finale というソフトのアキレス腱でした。
同じソフトを使っている人同士でもファイル交換ができない不便さ。
「バージョンは?」と確認するのが合言葉になっていました。
このために、毎年のようにバージョンアップ。
法外な税金を徴収されるような気分でした。
このファイルの共有がどのくらいの期間なのかが問題ですが、少なくとも5年くらいは保ってほしいものです。
5年に一度くらいのバージョンアップならば、それほど苦痛ではありません。
一歩ですが、いい方向へ進みました。
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