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大成建設や大林組をはじめとするゼネコン各社が組織した共同企業体によって進められている除染作業。
この作業がマニュアル通りに進められず、集めた土草木が川に投棄されたり、除染器具が川で洗浄されたりと、汚染を拡大するような処理が横行しているという。
http://blogos.com/article/53373/

これが作業員個々のレベルで行われているのならともかく、上司からの指示で行われていたという。
これは手抜き作業とか不心得者の仕業とかの域を超えて、犯罪の領域になるのではないだろうか。
日本の公共事業の欠陥から生まれた「犯罪」。

原因は事業の丸投げ構造だろう。
環境省→ゼネコン→共同企業体→下請け→下請け・・丸投げの連鎖
この結果責任の所在は不明になり、作業現場には責任感そのものが消失してしまう。
作業員からは手抜きという自覚さえなかったと告白メールがあったそうだ。
http://www.asahi.com/national/update/0109/TKY201301080616.html

下請け企業の多くは、マニュアル通りにすると作業が遅れるし、こんな方法で除染ができるとは思えないという空気が漂っていたなど、言い訳にもならない言い訳をしている。
そんなことを言うなら請け負うな。
そしてそんなことを言う企業に仕事を任せるな。

直接この作業を進めてきたのは民主党政権の時だが、丸投げ事業の構図を作ったのはそのはるか前の自民党政権の時代だ。
つまりこのような手抜き工事が、長年にわたって公共事業で行われてきたに違いない。
川砂が足りなくなると、海砂を塩抜きしないでコンクリートを作ったという報道は10年以上前に聞いた。
こうした高速道路や橋脚の鉄筋は錆びてボロボロになっているだろう。

阿部政権ができて間もなくの手抜き事業。
この手抜きの責任を追及しただけでは意味がない。
阿部首相は丸投げ無責任事業の構造改革ができるだろうか???

20130113508

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