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ラの音から音名を書いてみます。
日本語→イロハニホヘト
英・仏・伊語→abcdefg
ドイツ語→ahcdefg
ドイツ語だけ順番がおかしいですね。
これには変化記号が作られた歴史が関係しています。
グレゴリオ旋法には、元来変化記号はありませんでした。
ただ、ファとシが作る増4度の音程(三全音tritonus)は、不安定で居心地が悪かったため、シの音を半音下げて歌っていました。
これはmusica ficta(作った音)、またはmusica falsa(嘘の音)と呼ばれ、グレゴリオ聖歌を歌う際、慣習的に行われていました。
このため、最初の変化音は変ロ音だけでした。
楽器作成のサイトで、当時の楽器(keyed monochord)のレプリカを見ることができます。
→☆
この変ロ音とロ音を区別するために、二種類のbをデザインして区別することにしました。
ロ音は変ロ音に比べて響きが固く感じられたので、bを四角くデザインし、変ロ音にはそのままのbを使いました。
そのままのbは柔らかいbという意味でbemolle(ベモッレ)と呼び、四角いbはその形の通りbequadro(ベクァドロ)と呼ばれました。

そのままのbが変記号(フラット)に、四角いbが本位記号(ナチュラル)に変化していき、イタリアやフランスでは、今日もその名で呼ばれています。
これを印刷するときに、楽譜のために活字を一つ増やさなくてはいけません。
これを不合理と思ったドイツ人は、区別できればよいのだからbに似ていて違う文字hをロ音に用いることになり、ドイツ音名として定着していきました。
20130225592

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日本語→イロハニホヘト
英・仏・伊語→abcdefg
ドイツ語→ahcdefg
ドイツ語だけ順番がおかしいですね。
これには変化記号が作られた歴史が関係しています。
グレゴリオ旋法には、元来変化記号はありませんでした。
ただ、ファとシが作る増4度の音程(三全音tritonus)は、不安定で居心地が悪かったため、シの音を半音下げて歌っていました。
これはmusica ficta(作った音)、またはmusica falsa(嘘の音)と呼ばれ、グレゴリオ聖歌を歌う際、慣習的に行われていました。
このため、最初の変化音は変ロ音だけでした。
楽器作成のサイトで、当時の楽器(keyed monochord)のレプリカを見ることができます。
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この変ロ音とロ音を区別するために、二種類のbをデザインして区別することにしました。
ロ音は変ロ音に比べて響きが固く感じられたので、bを四角くデザインし、変ロ音にはそのままのbを使いました。
そのままのbは柔らかいbという意味でbemolle(ベモッレ)と呼び、四角いbはその形の通りbequadro(ベクァドロ)と呼ばれました。
そのままのbが変記号(フラット)に、四角いbが本位記号(ナチュラル)に変化していき、イタリアやフランスでは、今日もその名で呼ばれています。
これを印刷するときに、楽譜のために活字を一つ増やさなくてはいけません。
これを不合理と思ったドイツ人は、区別できればよいのだからbに似ていて違う文字hをロ音に用いることになり、ドイツ音名として定着していきました。
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