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音楽関係の雑誌や書籍を読むようになったのは高校生の頃ですから、吉田さんの文章には長く接してきました。
20歳代までは若気の至りでしょうが、自分なりの音楽へのこだわりがあって、吉田さんの音楽評論に疑問を持ったこともありました。
訃報を知ってから手持ちの吉田さんの著書を読んでみてわかったのは、この方は音楽評論家ではないということです。
飾り気のない文章は、FM放送などで耳にするその声と同じように、自分の心の声を表現していたのですね。
評論というのは公平・公正な気持ちを持たないとできないと思うのですが、吉田さんの場合、そのような客観的な思いも見られますが、むしろ自分がどう感じたかということを大切にしていたのだと思います。
つまり、評論の体裁は取りつつ自分の文学作品のように筆を執っていたのですね。
音楽学者の知り合いから論文を書くように勧められた時も、それは私の仕事ではないと断ったそうです。
吉田秀和文学を築き上げた稀有の文人がなくなりました。
20120528119

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20歳代までは若気の至りでしょうが、自分なりの音楽へのこだわりがあって、吉田さんの音楽評論に疑問を持ったこともありました。
訃報を知ってから手持ちの吉田さんの著書を読んでみてわかったのは、この方は音楽評論家ではないということです。
飾り気のない文章は、FM放送などで耳にするその声と同じように、自分の心の声を表現していたのですね。
評論というのは公平・公正な気持ちを持たないとできないと思うのですが、吉田さんの場合、そのような客観的な思いも見られますが、むしろ自分がどう感じたかということを大切にしていたのだと思います。
つまり、評論の体裁は取りつつ自分の文学作品のように筆を執っていたのですね。
音楽学者の知り合いから論文を書くように勧められた時も、それは私の仕事ではないと断ったそうです。
吉田秀和文学を築き上げた稀有の文人がなくなりました。
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