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朝日新聞の、毎月2枚複製絵画を無料で宅配するサービス「ターナーとラファエル前派の巨匠たち」の第5回がとどきました。

J.M.W.ターナー:「オラニエ公ヴィレム3世はオランダを発ち、荒海を超えて1688年11月4日にトーベイ上陸」
これから名誉革命を始めるオランダ総督が、イングランドに到着する歴史を描いた絵画だそうです。
そうした歴史は知りませんでしたが、厚い雲に覆われた空と荒波を進む上陸用の小舟に起立する人物の、不安な気持ちと固い決意がうかがわれる、ターナーらしい絵画です。

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ:「ベアタ・ベアトリクス」
結婚の翌年に亡くなってしまった妻を、ダンテの愛したベアトリクスに見立てて描いた作品だそうです。
目を閉じてやや上を向き、唇を軽く開いて瞑想する姿は、愛してやまぬ亡き妻の最も美しい表情だったのでしょうか?
死因となったアヘンの原料のケシの花、背景に明るくでも薄く描かれた橋、死亡時刻を示している日時計、聖人とダンテ・・・
それぞれに意味があるのでしょうが、それよりも、セクシーにも見える美しい表情に、作者の慈しみと悲しみの気持ちが感じられます。



あと7カ月、楽しみが続きます。
朝日新聞さん、ありがとう。

2013121101
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