作品研究の授業の準備

今日も修士課程作曲学科の「作品研究」の授業の準備で一日を終えました。
今年は生徒の反応が良いので、授業の進みが速く、予定より３週速いペースで課題をこなしています。

次回はショパンの２曲目「24の前奏曲」の17番。
この曲も遠隔調転調の分析練習には最適な作品です。
ただ練習することを目的にするのであれば、自分でサンプルを作ってしまった方が速いのですが、やはり実際の作品で練習することに意味があると思い、大変な入力作業を続けています。


その次はフォーレに進む予定です。
取り上げる作品は「月の光」「夢のあとに」「シシリエンヌ」・・・どれも素敵な作品ですね。
そしてここでは「教会旋法の利用」という視点で分析をします。




みな喜んで授業を受けてくれるので、やりがいがあります。
これがあるから頑張れるし、教師冥利・・・ですね。

20130516755


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ジャン＝フランソワ・パイヤール死去

今日の朝日新聞に載っていましたが、指揮者のジャン＝フランソワ・パイヤールが半月ほど前の4月15日に亡くなっていたそうです。
→☆

1970年代から日本でもバロックブームが始まりましたが、その立役者の一人でした。
西洋古楽は、オリジナル（復元）楽器による演奏が主流になっていきますが、パイヤールはそうした方向は目指さず、今日の楽器での演奏を続けました。
パッヘルベルのカノンを世界的に有名にした立役者でもあります。

ドイツのカール・リヒターによるミュンヘンバッハ、イタリアのイ・ムジチと並ぶフランスのパイヤール室内管弦楽団。
これからも愛され続けていくことでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。

20130505739


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Finale2012復活

去年の3月、このパソコンとほぼ同時に届いた楽譜作成ソフトFinale2012。
PCの初期設定の後すぐにインストールし、快適に使っていました。

ところが、今年に入ってすぐ、プレイバックにVSTを使うと入力時に音が鳴らなくなってしまいました。
これは不便です。
音を聞きながら入力すれば、ミスにすぐ気が付きます。
音が鳴らないと、楽譜を見つめながら入力しなければなりません。
相当疲れます。
オーディオファイルへの出力もmidiファイルだけになってしまい、往生しました。

もう一つ、強弱や速度関係の記号が半分くらいなくなってしまいました。
仕方なくその都度必要に応じて作成する始末。

何が原因なのかわかりません。
MI7のサポートサイトで検索しても、同じようなトラブルにあっている人はいません。

ようやく連休になって時間ができたので、削除→再インストール。
これで無事に回復しました。
でも、原因が分からないので、喉の奥にシコリが残っているよう。

同じようなトラブルにあっている人はいないと思いますが、老婆心ながら公開することにしました。

20130504735


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久しぶりに聴いたゲルバー

NHKでゲルバーのリサイタルを放送していました。
ゲルバーの演奏を聴くのはいつ以来だろう？
はっきり記憶に残っているのは、学生時代のこと。
大型新人と騒がれて、鳴り物入りで日本デビューした時のことは鮮明に覚えています。

今回放送された演奏は、ベートーヴェンの月光とムソルグスキーの展覧会の絵。
自分で簡単な解説をしていました。

展覧会の絵の演奏は壮大でした。
冒頭のプロムナードをフォルティッシモでスタート。
こんな始まり方もあるんだ。
キエフの大門は圧巻。

ところで、何度か挿入されるプロムナードの最後が省略されていたようなのですが、違ったかな？
録画しておけば確かめられたけれど、残念。
いろいろなバージョンがあるというので、もしかするとそんな版を使ったのかも。

解説で登場したゲルバーの顔を見て、マイケルジャクソンみたいと思ったら、やはりそう思う人もいるみたいです。
→☆

20130503734


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ショパンのマズルカ入力作業

憲法記念日の今日。
きれいな青空が広がり、行楽日和。
遊びに行きたい誘惑が・・・
でも、ここで仕事を先延ばしにすると、あとあと祟りが・・・
我慢して仕事に専念しました。

作曲学科修士課程の作品研究で、遠隔調転調の和声分析の練習です。
前回、平易なサンプルで説明と分析練習をしたので、次回実際の楽曲に取り組みます。

最初に取り上げる作品はショパンのマズルカ。
ショパンの作品では、遠隔調の転調はたくさん見られるのですが、特にマズルカには好例が多いので、毎年導入の曲に取り上げています。

授業の教材なので、必要な部分であればコピーで済ませることもできるのですが、分析の説明を書きこませるには、アーティキュレーションや強弱記号などが邪魔になるので、自分で入力します。
無駄な時間かなあとも思うのですが、入力している間に頭の中で、説明の手順などを考えることができるので、いい準備になります。
そして一度入力しておけば、あとあといろいろな形で再利用できるので、大変な労力ですが、全曲入力しました。
分析を含め、ほぼ１日の作業です。

途中から目は痛くなるし、腰も痛くなってきて往生しました。
数年前までは何でもない作業だったのですが、寄る年波には勝てないと実感・・・
あと何年こんな準備が続けられるのか、不安がよぎりましたが、大変とはいっても半分は楽しみ。
いい仕事です。

この連休でもう少し作業を続けて、授業の準備の貯金をしておかないと・・・

20130503733


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