サンソン・フランソワ日生劇場ライブ

授業の準備でフランクを検索していたら、懐かしい文字が目に入ってきました。

サンソン・フランソワ日生劇場ライブ 1969年11月16日
→☆

これは忘れることのできない演奏会です。
まだ高校生でした。
小学6年のいとこを連れて聴きに行こうと、高額のチケットを2枚購入しました。

ところが出発直前に、学生運動のデモが日比谷で計画されているとニュースが流れたのです。
当時の学生運動は「過激派」という俗称で呼ばれるほど社会問題になっていました。
もちろん家族からは散々反対されましたが、押し切って出発。
かわいそうに、いとこは連れて行くことはできませんでした。

結局デモは中止になったようです。
デモを恐れてか、人気のない日比谷の町。
車もほとんど通らず、目立つのは警戒に当たる機動隊ばかり。
広い車道の真ん中を歩けそうなくらいでした。

演奏会場はそれでも盛況で、さすがに満員とはいきませんでしたが、座席の８割は埋まっていたのではないでしょうか。
演奏は素晴らしいものでした。
体が金縛りにあったような感動を思い出します。
名演奏にはたくさん出会いましたが、その中でも特筆すべき演奏会です。
思い出すだけでも感動がよみがえってきます。
いい音楽との出会いは一生の宝ですね。

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また飲んでしまった

γGTPが高くなってから10年以上になります。
医者からも週2回はお酒を抜いてください、と言われています。
でも夕飯が近づくとやめられない。
いっそお酒が高価なものになってしまえばあきらめがつくのに・・・

「傾奇者」2リットル780円。
ペットボトル飲料と大して変わらない値段です。
合成酒ではありません。
清酒です。
これではガブガブ飲んでしまいます。

はい、今夜もガブガブやってしまいました。

ついでに言えば、トップバリューのウィスキー。
2.7リットルで1700円弱です。
焼酎ではなくてウィスキーです。

安くてもおいしい。
日本の企業ってすごいですね。
財布のひもを緩める価格帯をしっかりわかっています。

ん？
まるでお酒をやめられないのが企業のせいみたいな文になってしまった。
反省(-_-;)

＊傾奇者かぶきもの↓

http://dic.pixiv.net/a/%E5%82%BE%E5%A5%87%E8%80%85

戦国時代末期から江戸時代初期（特に慶長から寛永年間 1596～1643）にかけての社会風潮のひとつ。戦国武将・前田慶次が是としていた事で名高い。

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作品演奏会の準備着々と

12月12日(水)の7時から、錦糸町にある「すみだトリフォニーホール」の小ホールで、武蔵野音楽大学の教員の仲間と作品演奏会を開催します。

「武蔵野音楽大学・作曲学科教員による作品展・Work exhibition 」
→http://www.triphony.com/concert/list.php?sch_date=201212#p12

一昨日にはチケット・チラシ・招待状が出来上がり、本格的な宣伝活動を始めました。
私の役割分担はプログラム作成。

全ての経費を出品者のポケットマネーで賄うため、プログラムのデザインは自分で考えることにしました。
これでプログラムの経費を半分ほどに抑えることができます。

とはいえ、慣れない仕事です。
プロのデザインに見劣りしない意匠を考えるのは大変。
いろいろなプログラムを参考にしたり、ワードのテンプレートを利用したりしながら、ようやく昨夜徹夜で完成。

みなさん是非聴きに来てください。
お待ちしています。

問い合わせは「[e-mail]」まで。



20121103424


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アバド／ベルリンのマーラー：大地の歌

小連休が終わりました。
学生たちは学園祭で頑張っていたので、聞きに行ってあげたかったのですが、またまた親指の爪を切り取られてしまったので自宅待機でした。
そのおかげでノートの整理や試験問題の作成など、授業関係の仕事ははかどりました。

連休最後の日、yossie & ネネはお昼から買い物に出かけたので、のんびりと音楽を観ながら過ごすことにしました。
子供のころはＳＰ、小学生になってＬＰ、大学生以降はＣＤと、音楽は聴くものだったのですが、最近はほとんどＤＶＤで観るものになりました。
観なれてしまうとやはり映像があるほうが臨場感がありますね。
できることなら字幕の選択のように楽譜を表示できると最高なのですが・・・

深夜放送していた藤原オペラのあとのマーラーです。
これは多分去年の再放送だと思い、ダビングの記録を調べたらやはりありました。
ＮＨＫも再放送ならその情報は伝えるべきだと思うのですが、もしかしたら気づかなかっただけなのかな？

それでも、ダビングした時はそのままで聴いていなかったので、ちょうど良いチャンス。
じっくり聞きました。

アバド、相変わらず骨皮筋衛門ですね。
胃がんの手術からもう10年くらいたったと思いますが、その後元気に演奏復活しているので、完治したのでしょうか。

病気前に比べると、見た目はぎこちなく映るのですが、聞こえてくる音はより感動的になったような気がします。
特に終曲は感動しました。
時間は調べていませんが、それだけで普通の大作１曲分の長さがあり、内容もこれだけで独立できるくらい濃い音楽です。
最後まで途切れることのない集中力。
見事でした。

あと何年聞くことができるのか、アバド・ベルリン。
機会があれば逃さずに聴きたいと思います。



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ヘンツェが亡くなりました

旧東ドイツ出身の大作曲家 Hans Werner Henze がドレスデンの病院で亡くなったそうです。

日本語
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121028/erp12102802000002-n1.htm

英語
http://uk.news.yahoo.com/hans-werner-henze-doyen-german-music-dies-86-154042139.html

ドイツ語
http://www.spiegel.de/kultur/musik/komponist-hans-werner-henze-ist-gestorben-a-863797.html


日本では、三島由紀夫の「午後の曳航」を台本にしたオペラや高松宮世界文化賞の受賞でよく知られていました。
伝統を踏まえつつ鮮鋭な音づくりをする作風に共感を覚え、学生のころはたくさんの作品を勉強させていただきました。

2007年のロンドン研修では、交響曲第10番の初演にも立ち会いましたが、筆の勢いは健在で音の圧力に圧倒されたものでした。
まだ86歳で、新作を発表したと聞いたのはつい最近だったので、突然の訃報に驚きました。

ご冥福をお祈りいたします。

ヘンツェの代表作のひとつ、カラヤンに献呈された「アンティフォーネ」の楽譜です。






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